[視線をミタシュへと戻す。邪悪な笑みは消えて歌合戦前までの威厳たっぷりな顔がそこにはあった。] なかなかの催しだったぞ。褒美を取らす。聞け。 俺の知る千幾百年の歴史において 貴様のような手合いは無い。 ……が。 方法は確立せずとも、それを可能にするだけの力は この地には存在する。 貴様の身に起こったのはそれによるものかもしれん。 ならば、この地に留まった方が 貴様にとって活路だろうな。
(379) 2019/04/29(Mon) 05時半頃