>>365続き
[ハンス少年との会話から、彼が薬屋に向かう事を聞かされると緩やかに首を振り]
あー…薬屋は今日は休みだよ。…ていうか、君の息…酒くさいんだけど…?
[別れ際のサイラスの様子を思い出し、店を開ける状況でもないかな、と想像する。
どんな薬が必要なのかと、身を屈めて彼の顔色を伺った際に、アルコール臭のする吐息に気づいて顔をしかめる]
もしかして、二日酔い?誰か悪い大人に飲まされた?
[適当に、かつ的確に言い当てながら背を伸ばして考える。
二日酔いの薬なら、自宅にも買い置きがあったはずだ。主に父親用のだが]
ね、うちにもその薬あるよ。今から寄っていく?この街の本屋だけど、知ってるかな。
その後で、酒場まで送ってあげるよ。
[ハンス少年の了承が得られれば、彼の頭をくしゃりと撫でて、自宅へと招くだろう。
道すがら、主にギターの演奏について語らいながら共に歩く。自然と足取りが軽くなり、胸に重くのしかかっていた不安も薄れていく。
今はただ、少しの間だけでいいから…悲しい現実を、忘れていたかった。**]
(368) 2011/11/09(Wed) 00時半頃