おや、それは勿論だ。彼女には選択肢がある。
ただ、私達は優秀な彼女にこういう道もあるよ、
とセールスしてるだけさ。
何、天使は大事な仕事だと思っているよ。
君達がイメージするような、
天使らしい人助けだって可能だからねえ。
[保護者のような物言い>>355も、変わらぬ微笑みで返して。
シロ、との名前に暫く首を傾げたが、先程の騒動を思い出し得心したように何度も頷いた。少し物ボケのある老人のような動きだった。]
小鳥、君もなかなか善い友達を持ったものだねえ。
君の進路を案じてくれる友達なんて、
実に美しい青春じゃないか。うんうん。
……んん?
スカウトさんだけじゃ信じられなかったかい?
彼なら判りやすい証拠の羽だって見せてくれたろうに。
まあ、物量で信心の決め手になったなら此れ幸い。
後で彼にも信者が増えたと伝えてやろう。
(364) 2020/01/07(Tue) 03時頃