―街の噴水広場―[一夜明け、ヤニクとの買い出しの約束の為に街の中央にある噴水広場へとやって来る。賑やかな人通り、様々な食べ物や商品を並べた露店――。平和で幸せそうな人々の笑顔がそこにあった]…………。[待ち合わせに目立つ場所をと思ったが、一人ため息をつく。自分のような人間には似合わない場所だと思った]ヤニク……約束、忘れられていなければいいが……。[苦笑いを浮かべ、ぽつりと呟く声は誰にも聞こえなかっただろう。待ち合わせだと言うのに噴水広場の人目のつかない場所に隠れるようにひっそりと佇みヤニクを待っていた。**]
(345) 2011/11/05(Sat) 16時半頃