[そこそこにロクヨンをやりこんでいるはずの友人たちに尋ねても、そんなステージは、そんなイベントはやったことも聞いたこともないという。
けれど、あれは間違いない、確かにこの手で触れたのだ。]
セシル、
あの天使――
[明らかに途中で途切れている記憶、物語。
その尻尾を追いかけて、時間もお金もロクヨンに傾けるようになった。もちろん、興味も関心も。
一人でもそれなりに動ける装備と立ち回りが、課金と経験、そして『タバサ』に対する思い入れも――単に自分の、田端佐和子という名に似ているという理由で選んだという域を超えて――、行動可能な時間も、会えるプレイヤーも増えてきている。
いつかどこかで、あの日出会ったプレイヤーたちと会うこともあるのかもしれない。]
(342) mokepiro 2011/03/01(Tue) 07時頃