[仕事の邪魔をしていないという言葉には、安心したように笑って。勉強熱心と言われたら、嬉しそうに無邪気な笑顔を見せるだろう]
できがよかったら褒めてくれるんじゃ無いかと思って
褒められると頑張れるから
[犬は褒められるのが好きなのよ?と運転手には聞こえないように彼の耳へと囁いて。
休息を取れていないことを心配しながらそっと腹に添えられる手に、ふと腹の中の子供を心配しているようだと空想の翼を広げて、一人クスクスと笑う]
大丈夫、体調に問題は無いわ。何かあったら言うって言ったでしょう?
[だから大丈夫、と安心させるために腹の上の手に自らの手を重ねて]
『ネックレスはどんなのが好き?』
[苦笑した顔に、運転手に誤魔化してるのと判断しながら、ふと彼の名前を思い出し、名案だと柔らかく笑う]
錠前の形のものがいいな
チェーンの、銀色のもの
[名前で繋ぎとめられるのはとても素敵だと、彼に繋がれている気がするからと、少し甘くなった声でねだって]
(342) 2014/10/09(Thu) 01時頃