[決意の言葉。>>311
傷の治りきらぬ絢矢の体力を測りつつ、純血とその配下が戦場に降り立った時の犠牲とを天秤にかける。
――勝算があるのは、]
わかった。この作戦を許可する。
…俺も同行することが条件だが。
おまえはあくまで囮役であって、死なせるわけにはいかねぇからな。
討伐隊の人選は絢矢に任せる。
…勝手。勝手と言えば勝手か。
でもまぁ、報告がないよりかはずっとマシだ。
言いに来てくれてありがとな。
理依から聞いたというなら、確実だろう。
あいつも何考えてるのかわからんなぁ…
[今ここで、理依は始祖の血を受けたと判明した。
先日守らなければならないと言っていた先が、よもや親でないホリーであるとは夢にも思わず。
てっきり守りたい家族がいるんだろうと思う安吾は、神宿に理依が現れる可能性など微塵も考えていなかったのだった。]
(342) 2014/02/13(Thu) 19時半頃