[モリスの部屋に戻って来て、彼の姿をじっと見つめた]…わたしは…わたしが書いた文字が、わたしがここにいることを覚えてくれるとずっと思ってた。ノートも、手紙も…全部、わたしがここにいた証になると思った。でも…文字がなくても…わたしが覚えていれば、全部、なかったことにはならないのかもしれないって、今は思うんだ。トニーのことも…モリス、きみのことも…レティーシャや、他のみんなのことも。ずっと覚えていたい。…もっとも、こうしていつまでいられるのかも、分からないが。わたしが消えるまで…、いや。消えても。きみのこと、ずっと覚えてるから。
(337) narock 2012/07/08(Sun) 14時半頃