>・六合
吸血鬼とは最高位の怪異である。いわば最強。人が一対一で挑む道理はない。歴史的にヴァンパイアハンター達は集団で最強の怪異に挑むことになった。
吸血鬼専門のかつての傭兵集団が、集団で吸血鬼を狩るうち家族的結びつきを持ち始めたもの。
それが『六合』であり、攻芸もまた、その『六合』という家で生まれた子である。
六合では『吸血鬼は殺すもの』と教えられるため、攻芸もそう考えている。
吸血鬼に対して嫌悪や恨みや憎しみなどの悪感情の一切がない代わり、狩りの対象として『吸血鬼=殺す』だけは決してブレることはなく、相手が友人であれ肉親であれ女であれ子供であれなんであれ、殺さねばならぬと決めたら全力をもって迷いなくシンプルな殺意を向けることができる。
例外として、『邪道院の庇護下』あるいは『国家権力・天下のケーサツ様である怪異対策課から討伐禁止令がでている』場合、傭兵である六合には手出しが出来ない。
現在六合の者たちの多くは、エジプトで吸血鬼を追っており、神森にはいない。
みんな海外に行っているので、邪道院から用意されている家に攻芸は一人で住んでいる。
邪道院から湯水のように資金援助をうけている。
(327) gekonra 2019/05/13(Mon) 11時頃