[ 記憶に思い馳せる様子の女性の声>>311。
それが紡いだ言葉に嘘は無いようだった。小さく頷く。]
「 じゃあ、まずは貴女の名前から? サマナーさん。」
「 でも、此処じゃあまり落ち着かないかな。」
[ 悪魔が出なくとも、単純に。
夏至の昼間、ずっと道端に留まっているのも良くはないだろう。1ブロック離れた辺りに、通りに面したテラス席を備えた喫茶店があることを思い出す。]
「 少し移動してから、話しましょ。 」
「 適当に座れる所の方が。」
[ 二人を促す一方で、聞き手に回っていた>>308まゆちゃんが口を開く。そう尋ねてくれるかな>>310、とは期待していたから。私は用意の答えを返した。]
「 んー。と? どうして、そう思うのー?」
[ 彼女にはそれだけ言って、先に立ち移動する。すぐに目当ての喫茶店は見えてくるはずだ。]
(324) 2016/06/21(Tue) 23時半頃