―北部地域、柱付近上空―[黒い霧に乗って、眼下の地が波に覆われていく姿を傍観する。 守護を失った地が此程までに脆いとは。 しかし此程のチカラを行使してさえ]……疲れて、ない。[両腕をぶんぶんと振ってみるものの、疲労感はない。 強くなったのだ、と実感して、ふふ、と笑う。 其れが。 ラインを通じて、主から強制的に恩恵を引き出して行われたのだと 未だ、少女は知らなかった。]
(323) 2010/09/18(Sat) 20時頃