[寝台に座ったまま、少しふらついた気がする。
眠りに落ちたランディもまた、香を放っていることには気づかない。どこかだるいのは先ほど炎天下の下で作業をしたせいだろうか、推測するのはその程度のこと]
――……ん、
まあ、取り返しのつかないことにならないように、気をつけて。
あれ、ああ……
ヘクターさんはそういうのないんですね。
校内でないってことは。
[そういうの、が何を指すのかは言わずもがな。
余計なことを言いながら、座った寝台に身を投げるように横たわる。仕草に猫科の気まぐれさが漂うのは、常のこと。
気だるさもまた、流し見る眼差しに滲んでいたかもしれないが]
ああ、そう……あと、ヘクターさんノックスさんの保護者ですよね。
あの人もちょっと、情緒不安定っぽかったんで、
……ちゃんと保護者しててくださいよ。
[それから目を閉じる、眠ったようにも見えただろうか。
その表情は年相応の幼さを漂わせて**]
(318) 2011/08/06(Sat) 02時頃