──ドコキャノン──
[名乗られた。冬月玻璃。綺麗な名前。どうしよう。女の子だ。さっき思い切り抱きしめてしまったんだけれど。]
……女の子や、思ってのぅて。セクハラのつもりは、なくて、その。ごめんなさい……。
[今日の自分の服装は、よれ気味のセーターにユ○クロのジーンズに、ロクヨンカードを加工したペンダント。彼女と並ぶのが恥ずかしくてとりあえずペンダントを外した。
挙動不審なこちらとは対照的に、彼女はふわりと笑う。]
あぁも、こんなんがレティーシャでごめんなさい堪忍……。
えっと行く場所? 俺マックと牛丼屋くらいしか……
[めし どこか たのむ。そんなツイートをしたい気分だった。評判のレストランという手もちょっとだけ考えたけれど、困ったことにそこに行くだけの持ち合わせが無いし彼女におごらせるわけにはいかないし。]
……ラーメンとマック、どっちがええ?
[結局はそんな色気の無い二択を提示しつつ。
彼女の歩幅に合わせてゆっくり歩こうと、そればかりを気にしながら歩き始めた。**]
(317) HISANO 2011/03/01(Tue) 01時半頃