――回想・自宅――
―― ……ッ
[ 手を外さないままでいれば、詰まる息のまま添えられた声>>281に、背筋が粟立つ。顔は寄せたまま、片手でインナーを首もとまで引き上げれば、露わになった胸に掌を這わせ、その先を緩く弄った。
……相手がスカートのチャックを下げれば、雨か汗か、湿り気を帯びた濃紺色をその足から引き抜く。
そうして抑えた手首に加わる力へ、静かにそこから手を離した。*]
ッ、 ……先輩、
[ 下着を片足に掛けたままに、相手の下部が体を擦れば、自身と同じ熱さを持つそれに息を飲む。腰を揺らすさまに、ただ合わせるように緩く体を上下させながら。
――それでも自慰じみて動くそれには手を触れないまま、はだけさせた胸元へ顔を寄せる。
柔く芯のある先を口に含み、舌先で突き軽く歯を立てては、口先に挟み吸い付くのを繰り返しながら。]
(312) 2014/10/09(Thu) 00時頃