いやァ、本当に商売上手ならこんな適当な暮しぶりしてねェさ。
[そういって戯けたようにコリーンとの会話>>301をしていたが、再びドアの開く音>>288
見ると、昼ごろにも見た青年だった。繊細そうな印象をよく憶えている
こちらに気付けば自己紹介と、誰かからか話を聞いたらしく、店に寄りたいとの申し出>>297]
セシル・エバンス。セシルか、覚えたぜ。
演奏家か…。何の楽器をやってるんだ?
…まぁ一方的なのも何だからな。俺もあらためて名乗るか。ホレーショー・ギリアムだ。東への愛に溢れた男、というところか?
うちの店に興味を持ってくれるたぁ有難いね。一部の物好きしか見にこねぇから気分で閉めたりする事もあンだ。
だが店主だからな、俺に対して商売の話はいつでもしてくれて良いぜ。さっきも夏にぴったりの"フーリン"の売約をとりつけたとこだ。
あとは"ウチワ"や、携帯に適した"センス"なんてもんもある。
…丁度ここにあるぜ?
[そう言うと懐からセンスを取り出し、開いて扇ぎはじめる。そういえば誰から聞いたのだろうと考え始めるが、それは硝子の割れる音>>294にかき消された]
(312) 2013/08/01(Thu) 01時頃