人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 手妻師 華月斎

―大広間―

[人ごみから離れた華月は、虎鉄が居ればその傍らで、居なくば独り窓際で、やがて始まった明之進の舞を見る。]

 明之進の主さんっぽいんは、姿みぃへんけど……。

[小さく零す言の葉。少し首を傾げるも、見ゆる地獄の焔を思わせる舞に、やがて見惚れ囚われれば、擡げた疑問は、火に炙られ、燃え消える。]


[舞が終わるまでの沈黙。
その地獄の焔に焦れるような眼差しは、傍に在れば虎鉄は知ることが出来ようか。

紫苑色の眸の人と、焔に囚われた眸は同じ時を振り返る。]

(309) 2010/08/03(Tue) 17時頃

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