[それでも、逢魔が時は救いの手を差し伸べはしない。 もっともそんな物を持ってはいない。 先程まで敵意を向けていた妖精が、必死に闇の雫が飛び出さないように口元をおさえ、胃の腑をおさえ。身体を折り髪の奥に隠れた目を見開き、耐え忍ぶさまを見ている。 荒い呼吸音は賛美歌のようだった。深淵の向こうへ堕ちようとした妖精への祝福の歌だ。 妖精の細い身体は、姿勢の制御を失いついにくずおれ、飲み込んだものをすべて吐き出してしまって逢魔が時の足元を汚した。 えづき、咳き込み、逆流を繰り返す。 胃液の臭気の中に、甘い甘い闇の香りがした。]
(306) mmsk 2022/09/22(Thu) 16時半頃
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ 人狼議事lobby 人狼議事morphe 人狼議事cafe 人狼議事perjury 人狼議事xebec 人狼議事crazy 人狼議事ciel SoyBean Sangria @hello_giji @7korobi