[同じ質問が続くのは、同窓会ならではだろう。>>297 喧騒に掻き消されないよう、声は大きくなったり、耳元に寄せたり。話はいつしか『カミちゃん』と『花』になる。>>220そんな名前だったのかと曽井は感心し、『あの子』も気になるのだと暫しの昔話。 繋いでいた指の力が強くなる。 応えるように強く握り返した。>>221]と、も? 友――か。陸みたいに外見が変わったのかな。[外も、内も。変わってしまったのだろうか。 友に植え付けられたトラウマのせいで、ホラーもサスペンスも恐怖対象でしかない。 会ったら――どんな顔をすれば良いのかも分からない。]僕は、陸にしか逢ってない、よ。
(305) 2014/10/06(Mon) 02時頃