人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ひとりでいる方が楽なのに、
  …………ひとりでいると死にたくなる。

  一層、どこでもないどこかに行けたらいいのに。

[ すぐにすみません、と謝った。
 忘れてくれとも付け足した。

 何を口走っているのだろうと俯く。
 枯れた花から露など溢れないというのに
 瞼に力を入れて落涙を堪えた。

 多少の気まずさあの時の事を
 忘れて欲しいと思う気持ちがせめぎ合って
 今でも視線を合わすと逸らしてしまいそうになる。

 夢が怖くて泣いていたなんて、
 幼稚で救えないから。
 どうかあの時の事を忘れてくれていることを願う。 ]*

(304) 2018/05/16(Wed) 18時半頃

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