[料理をしていると、人狼騒ぎのことなんて忘れてしまいそう。
増して、自分の命の危機が近いなんて、考えて正気でいられるほど男は強くない。]
どんな死に方をするにせよ。
妻子なんていない方が、気楽ではありますね。
大事な人を守らなければ。
幸か不幸か、そういう強い想いが、私にはないですから。
[どこか諦めの漂う、この場最年長の男。
頭の隅では、誰に手紙を届けるべきかと考えている。
サイラスと重ねる気はなかった。
見た目から素直に考えればドナルドかヤニク。
メアリーをサイラスが調べたらしいから、自分はベネットの方。
或いは今回も自薦でいくなら、キャサリン。]
カルヴィン君は……私に誰を調べて欲しいですか。
人狼でなく、間違いであって欲しい、人間だと確信が欲しい。
そういう人でもいいですよ。
[薪のオーブンで、パイが焼きあがるのを待ちながら。]
(300) 2010/02/22(Mon) 17時半頃