人狼議事

276 ─五月、薔薇の木の下で。


【人】 花売り メアリー

[気になっていた「それいがいの」花のことは結局誤魔化されて聞けず仕舞いだったが、ひとまずはこのまま空腹を満たしに行くことをマークは選んだ。「なんでもいーから俺のも取っといて」、と言われたことにも頷いて。
 頷いてから顔を上げた際、ふと悠人と目が合い、射干玉の瞳の中に映る「花の飾られた二つ結い」のかたちが見えた。]

  (可愛い)

[ほんの一瞬だったが、マークははっきり、そう思った。思いながらも、目を背けるかのように食堂の方へと向き直り、歩き出した。
 一度マークが足を止めて振り返ったのは、悠人>>220の声が背中越しに届いてきた時。]

 そう、だったんだ。

[咲きっぱなしでも良くないのだと知って微かに言葉が零れるも、続けられたことには、何も答えられなかった。
 花が枯れて散る意味――花が枯れて残るものが何か。
 尤も悠人もここで答えを求めてはいないようだったから>>223、マークはそのまま手を緩く振り返したのち、再び寮内へと足を向けた。**]

(295) 2018/05/16(Wed) 18時頃

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