―― 部室 ――
な なんでもないっす。すみません。
[夕輝の問う声音>>226に、ぶぶぶんと手を慌てて振った。
堂々としていたほうが良い、というのは分かっているのだけど、つい反応してしまうのはどうしようもなく。
文から隠れきれていない微妙な位置で、釘刺す先輩>>223の言葉に、こく、と頷くのだった。
カフェテリアでバイトを始めた当初。
目を惹く明るい髪色に、よりによって怖そうな先輩が常連に居る……! とホールの影からがたぶるしていたものだが。
此処バイト代良いし、ガッコの関係者も(先輩以外)来ないし、何より賄いが美味しくていっぱい食べられるから辞めるわけにはいかない! と意を決して話しかけたところ。
なんか、普通に良いひとだった。
てか、たまに奢ってくれるくらい良い先輩だった。
ひとを見掛けで判断してはいけないと、かたく心に刻んだ出会いだった]
(287) 2011/05/14(Sat) 10時半頃