長居するつもりはないから、良いわ。
……そんな事より、お話しましょ。
[示されたソファ>>277に腰掛け、隅に寄れば自分の隣をぽんぽんと叩いて、彼女に座る様に促してみせる。
果たして彼女がそれに従ってくれたかは分からないけれど、もし床に座ろうとしたのなら、ソファから立ち上がって無理に座らせるくらいはしたかもしれない]
そのベネットって人は、獣人なの?それとも、人かしら。
[手を伸ばし、その白髪に触れる事は許されるだろうか。艶やかな髪を梳き、まるで慈しむ様に、その頭を撫でる事は、出来るだろうか。
――一人だとなく少女の心を、ほんの少しでも慰める事は、出来るだろうか]
どちらにせよ、その人が大切だと思うのなら。きっと、待ってるだけじゃ駄目なのよ。
[アタシなら、自分で探すわ。
呟く様に言葉を贈り、薄く笑みを浮かべてみせる。随分とまあ、お節介をやいてしまっているものだ。
けれど目の前の少女が、どうにも自分と重なってしまうものだから。……だから、慰めずにはいられない。自分を慰める、だなんて。酷く滑稽な行為だと、分かってはいたけれど]
(285) 2014/10/08(Wed) 21時半頃