[>>270“献血”本来の意義説明に不理解の顔をして見せるのは、おそらく当初のマユミの理解と同じものを抱くからだ。]
この世界に、俺たち以上に
血が足りないものがある。
というのはなかなか不可解だ。
……はやめにそれらを殺しておかないと、
血の絶対量が足りなくなってしまうのではないかな。
[クシュンに伝えれば、一緒に殺しに向かってくれるだろうか――――いや、そんな吸血鬼の「正義」には乗らないかな……などと浮かべたことがあったので、
「ジャンクフード」との言葉に容易く想起されるものがある。]
ジャンク。かどうかは分からないけど、
時折いただくハンターは、確かに、
時折の分だけ心が躍るね。
君にも、そういう類の「ジャンク」が?
[などと話の端に上らせる一方で、マユミの好む「高級品」に類するものに思い当たりもできないので、茶会の話の種にしようとジェレミは決めた。]
(284) 2018/11/04(Sun) 19時半頃