[―――セピア色の夢。靄がかった悪夢は、味もはっきりしないもので時折夢に見掛けては、食べるか如何か、迷うのだ。食べたものは、当然、持ち主は夢を忘れる。――― 記憶を忘れるわけではない、にしても。] あんたが、眠れないのは[ぼんやり、まだ、夢うつつのような声で。] からだにわるい。
(283) 2015/08/02(Sun) 23時半頃