―ルーカスの自宅→大学前―
[ミラー越しに男の口端が上がるのを見つつ、しばらくして大学に着いただろう。
さて降りようとした矢先、相手が扉を開く。差し伸べられたのは相手のスラリとした手で、つい、先程の不思議な感覚を思い出した。
一瞬たじろぐ。無下にするのも気が引けて、自分の指先を相手の指先に重ねた。]
え、ええ、カフェテラスで…
[相変わらず不思議な感覚が拭えないけれど、気がつかない振りでカフェテリアまで歩を進めただろうか。
そこで見知った大学教師>>268と女子大生らしき姿>>250。更にその向こう側につい数時前に出会ったばかりの青年>>265の姿を確認すれば、そこから程遠くない席に座ろうとするだろう。]
さっき、車内で携帯を見ていたわよね。貴方も掲示板をやっているの?
[何と無く聞いたのは自分も参加しているチャットの話。
会話の最中、花屋と本屋への用事を思い出せば慌ただしく席を立つ事になるだろうが。]
(280) 2014/10/04(Sat) 12時半頃