何をそんなに脅えているの。[ ただ、それだけを尋ねた。 見当違いかもしれないがそれを考える余裕もなく。 続け様に告げた。 ] ……大丈夫。 大丈夫だよ、オスカー。 俺が、君を見てるから。 何も怖がる必要なんて、――ない。 [ 泡を吐くようにして溢した。 ぼう、とする意識は最早混濁としていて 自分が何を言っているかも、 定かではなかったけれど。 ]
(276) 2018/05/22(Tue) 23時半頃