──その後・ロビー──
[厨房という名の現場を覗いたら、掃除の人手は足りている様子だったので引き返す。
アーカイブで各国の新年について調べるなどしていたが、気づけばロビーが面白いことになっていて。>>256]
わあ、オスカーさん……。
[カウンターの上に座っている置物を見て、思わず顔に笑みが浮かぶ。]
駄目じゃないですか……顔は出さないと。
ジロジロ見られる恥ずかしさがあってこその罰じゃないですか?
[そう言って、顔面に貼られた紙をめくりあげた。
ニッコニコと非常にいい笑顔のガーディが見えるだろう。]
それに人間はそんなところに座らないと思います。
動物耳カチューシャでもつけてみてはいかがでしょうか?
犬耳猫耳兎耳狐耳、羊か山羊の角もありましたっけ。よければ開発部から借りてきますよ?
[実に楽しそうな笑顔で首を傾げ、そう言ったのだった。]
(266) 2014/01/27(Mon) 12時半頃