ッ、 ぅ
[…ああ、回復されンのは、厄介だ、なあ。
転がった地面の上で消える傷跡>>246を眺めて、遅れてきた自身の身体の痛みに小さく呻く。
数本折れたか。
激痛を叫ぶ腹部に手を這わせても、あっちのように治癒が働く訳でもなく。
それでもまだ両の指が動く事を確認すれば、立ち上がり今一度銃を握りしめるのだ。
不味い状況だ。
だが、あっちでドンパチやってる白供には頼れん。
大須賀は大須賀で妙な玩具を出しやがるし、下手をすれば此方より苦戦しているかもしれない。
故に救援は呼べず、呼べぬと言う事は今の頭数で押すしかない。
それでも手負いの者しか居ないこの盤面、ひっくり返すには、些か火力が足らなさ過ぎる。]
そりゃあ悪かった、な。
次はきちんと、心臓狙ってやる。
[鉄の味を感じながら軽口を吐いても、あの障壁を何とかしない限り心臓どころか顔にも届かん。]
(261) 2015/09/19(Sat) 21時半頃