― 非常階段 ―
[>>233 促された先、スタッフルームには荷物も置きっぱなしだ。
リーネは騒動にも姿を見てないが、まだそこにいるのだろうか。
思いながら、階段へと向かえば>>234すれ違う姿、
黒田フランシスカ、雪織の亡骸の前でそういえばサロメの彼女だ、と至る。あの舞台監督はよくない噂の多い人物だ。オケのソリストの抜擢に関わるその噂を思い返す間にクローンが名乗る、次いで自分も名乗った。]
俺は、雨宮セシル。
お噂はかねがね……って、こんな状況でする挨拶でもないか。
[>>237 非常用転移装置の話をすれば、
彼女の口からまくし立てられる言葉に肩を竦めて息を吐く。
一つ一つ否定をして、非常装置の場所を伝える。
作動については、納得いくまで確認してみればよいことだ]
とりあえず、他に出口でも見つけられない限り、
どうにもならない、ので。
食料はあるけど、分けてから手をつけた方がいい。
[>>242 去っていく彼女のクローンへの言葉は、
案外柔らかなものだった、それからまた足を進める]
(259) 2011/09/29(Thu) 19時半頃