―中庭―[ 人の多い所なら食堂か談話室だろうか。 考えたものの花の香りにつられるよう 訪れたのは中庭。 そういえば随分見ていなかったから、 今は無性に触れたくなったのだと思う。 辺りに充満する花の香り。 狂おしい程に一途に風に混じる気配に 一歩、二歩と足が進んで――…… ]
(259) 2018/05/20(Sun) 19時頃