よろしく、ソルフリッツィ。
[兎人の名乗りに>>240男は口の端を上げる。名を告げ、目的を探るなら、それは脈アリという事だろう。]
運搬中に破損した薬品の材料だ。
精製後の薬品はそれなりに希少だから、狙う輩はそこそこ...まあつい先刻も出会ったが、そちらは片づいているし、材料だけならそう珍しいものじゃないからな、ここまで奪いに来る物好きもいないだろう。
ああ、そうだ、無害とは言わんが、一応、不法薬物でもない。
報酬は、そうだな、骸一体につき、これを一枚では?
[この店に迷惑がかかるかどうかが基準なら、必要な情報はこの辺りだろうと、素材の使い道を告げる。報酬として示したのは、先にもチップとして出した薔薇の形の鉱石だが、こちらは先程と違って透明度の高い青石だ。辺境では、貨幣代わりに使われる事も多い規格品だから、この店での1日の飲食程度は賄える価値とは判るだろうか。]
数のノルマは特に無い。素材を出来るだけ損なわずに狩れそうであれば、君の同僚や友人なりと共同で当たってくれても構わない。
[こんなところか?と、軽く首を傾げるように、男は赤い瞳を見つめた。**]
(255) 2022/08/08(Mon) 20時半頃