[ヤニクを襲うフリの爪は寸前で止まる。]口が悪いのもダメってか…ひでぇな、そりゃ[驕りを指摘されて、く、と近い位置で笑う。静かに話を聞いているから、撫でる手は拒まず、撫でられれば瞳をあの時のように細める。]ソレ、最後だぞ[そう言って、撫で終えるのを待ってからその腕を取る。なんとなく佐倉に見られたくなくてヤニクの影に入る。]ありがとよ。…、これからも頼むわ。[伸びた牙をヤニクの褐色の肌に立てて、ぷつ、と皮膚を破り赤い血の球を浮かばせる。それを舌で舐めて飲み込む。]
(249) 2018/04/05(Thu) 00時半頃