だって………だって、だって。
[反則と言いたくなる気持ちをどう伝えたらいいか分からず、頬を染めてそう言うも言葉が続かない。思ったことを言っているなら、なおのこと反則だ]
あ、あの。無理しなくても、きっと見つかると思うわ。だから、あまり気負わないでね。今野球を頑張っているあなたはそれだけで、すごいと思うもの。
[将来の夢に関しては、微笑んでそう言った後。続く言葉には、瞳を瞬く]
あ……!
[自分の中で何かが変わったのか。見つめられて問われてしまえば、言葉を失う。瞳を逸らすどころか、瞬き1つできず、ヴェラを見つめ返す]
………よく……分からないわ。
[沈黙がどれほど続いたかは分からない。咽喉から絞り出すようにして答える]
自分を責める気持ちはたぶんね、辛い気がするの。
どうしようもないことだってあると思うから。気にしないなんて無理かもしれないけど、気にし過ぎないで。
[頭に手を置かれ、撫でられれば、その感触に心地よさそうにゆっくりと瞳を閉じた]
(248) 2011/04/06(Wed) 21時頃