[寝る直前。
部屋の電気は消してベッドに入り、傍らにはアラームがセットされて充電がされた携帯。ウトウトしているとその携帯がメールを受信したことを告げる音楽が鳴った。
目を擦りながらディスプレイを見ると差出人は彼の名前。]
あ。
[急いで受信されたメールを見ると短文だったけど、返信が帰ってきたことが嬉しかった。彼の最後の文章に顔を綻ばせて]
"早く風邪を治してくださいね。"
"次の休みは三日後です。
特に予定もないので一人で買い物に行こうか悩んでいます。"
[自然とメールが打つのも早くなった。
返信は返ってくるだろうか。待っている時間は短いようで長かった。
彼の返事を受信する前に、持ち主は彼から来た返信のメールが受信されている携帯を大事に握り締めたまま眠りに付いてしまった。
そしてその夜、ある夢>>-672を女は見た。**]
(247) BAlliance 2011/11/29(Tue) 02時頃