逆なのは僕達の想いじゃない! そのお前の"使命"だ!
[ヒトを、世界を、そして秩序を護った事そのものが間違いだったと言う者に、槍真は真向から相対する想いをぶつける]
ヒトに! 世界に! 絶望して!!
その果てにホリーを! ヒトを! 世界までも巻き込んで!
[そう、その絶望を映した瞳には、絶望しか映って居ないのだ。
希望を、光を、喪った女神が映す使命は、きっとどこかで間違ってしまって]
僕ももう一度言ってやる!
例えどれだけ遅い歩みでもヒトは、世界は変わり行く!
同じ様に太陽が昇っても、それは同じ日の繰り返しじゃない!
一日一日、どれだけゆっくりな歩みでも、『螺旋』の様に全ては未来《あした》へと移りゆくんだ!
――それを待ちきれなかったお前は……っ……
ホリーもお前と同じ『弱さ』しか持っていないんだと思い込んで――!
(246) 2011/06/16(Thu) 23時頃