−−−モルコ前・契約成立−−−
[問いかけに肯定らしい返答を返し>>235、ちょうど化け物との間に割り込む形で、例の男は俺と対峙した。
まるで後ろのカエル擬きなんざ存在しないかのように、関心の矛先がこっちに向かっているのがわかる。
値踏みというわけでもないが、奴の姿を無遠慮にじろりと一瞥した。]
…ふぅん
[目を引く金色の髪と、日本人離れした容貌。歳上に見えるのは、変に勿体ぶった話し方のせいだろうか。
よく言えば高貴、悪く言えば不遜。
そんな雰囲気を、どこからどう見ても高級そうな衣服とともに纏って、ソイツは目の前に立っている。
自慢できることじゃないが、俺は頭の出来が良くない。奴の長ったらしい台詞は、正直半分も理解できちゃいない。
だが状況と事の流れから考えるに、これは望んでいた"幸運"なんだろう。
組むべき相手と、早々に出逢うことができた。そういう空気くらいは、莫迦な頭でも察することはできる。]
(245) 2015/03/05(Thu) 12時頃