―昼過ぎ・カフェテラス―
[天使からの着信>>226に、ついと目を滑らせる。綴られる文字をぼんやり読み進めながら、返事をするか考えて。……けれど、どうせこの後会うのだと考えれば、それは不要だろうと端末を閉じた。
そうして、どれ程経ったろうか。声のした方>>235を向けば、その"白"に目を細める。申し訳無さそうな天使に小さく首を振りながら、対面の席を示してみせた]
いいえ、大丈夫。待ってないわ。
迷わずに来れたみたいで良かった。
[彼女が席についたなら、メニューを差し出して。
テーブルに置いたままだった紙袋を突付き、小さく礼の言葉を零しただろう。どうやらこれは、"天使からの贈り物"らしいから。
ちらり、と。彼女の背中に目を向ける。翼を背負った天使には、もしかしたら人目につくテラスは相応しくないだろうか]
何でも頼んでくれて良いわよ。奢ったげる。
……それとも。場所、変える?
[行き先なんて考えてもいないくせに、そう提案してみせる。もし彼女が場所を変えたいというのなら、彼女の良い様に従っただろう。
それが不要だと断られたとしても、目立たない席に移動するくらいはしてみせただろうけど]
(244) 2014/10/08(Wed) 13時半頃