[ 自らの問いかけに、彼女が>>236 頭巾の下の目を伏せるのには、ただその先を追った。
斑点模様だった地面はやがてじっとりと全てを濃い色に包んでいる。細い線が吹き込むそことは、恐らく相手が違う景色を見てるのだろうとは、その瞳の色に予想しながら。
――じゃあクラリスは何の為にそれを食べるの、とは口には出さないまま。
――癖づいた笑みに、顔を上げた彼女が笑い返すのには自然、目元が柔く細まる。
やがて “最近出会った相手”について話を聞いていれば、緩めたそれと相手の目が交わる事はあっただろうか。]
――肌の白い人?
[ その言葉に、掲示板の噂を思い出せばああ、と得心する。初対面で手を触れる機会があるだろうか、と思いつつ。
昨日今日で何度か初対面の相手に手を引いて貰った事実は棚上げし、思考のねじを飛ばした。]
……あの人は、って事は他に誰か、
納得? とても何だったの。…もしかして、猫っぽかったりした?
(244) 2014/10/06(Mon) 02時半頃