[襖を開き、茶を淹れに立った志乃>>234を待つ
戻ってきた彼女が静かに唇を開けばじっと聞いて
ああやはり自分が逃げたことで華月が計らったのか、と団子のことを改めて理解し]
……そんなことはないさ。
祟り神が出た、なんて時に君を置いて行くなんて自分でもなんてことをしたのかと後悔しているよ。
僕といて幸せだなんて言ってくれるのは君だけだ、志乃。
縛りたいのなら縛ってくれていいんだ、……もっと我儘を言っておくれ。
[出来るだけ優しく、妹が恐縮してしまわないよう幼子に語り掛けるような声音で話す
後悔した、それは茶屋へ現れた理由でなくとも事実だ。特に雷門に会った今は
妹はとてもか弱く優しく、自分のことを気遣って我を通そうとすることは殆ど無い
そんなところも愛しくて、それでいて不安になる
自分に隠し抱え込んだ何かに彼女が押し潰されやしないかと]
(244) 2013/08/12(Mon) 23時頃