人狼議事

270 食人村忌譚


【人】 真剣師 鬼丞

[刃を研ぐ時は様々なことを考える。
白昼夢の如く、過去の出来事、成しえなかったこと、噂話、知らないはずの出来事、泡のように通り過ぎ、思考が無になる前に辿り着くのは
「この刃は次に誰を切るのか―――」

瞬き一つせず、ただまっすぐに陽光を跳ね返す刃の見つめる。
朽ちかけた「鬼」の文字に似つかわしい姿は、人を切るを知らぬ子供にはやはり恐れられていた]

 ………、と やりすぎたか

[普段使いの包丁にしては、どうにも切れすぎるほどの出来となる。試し切りは、リツのところでいいだろう。手ぬぐいを巻き付け、外側からさらに鮮やかな赤い布を巻き、届けようと作業台を土間にしまいこむ]

(244) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

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