―サンタワールド迷子案内所―[>>226 触れたぬいぐるみの柔らかな毛並み、混迷する感情が、少しだけ見えてくる。本当は、言葉は沈黙の中に留めておきたかった。こんな、___みたいな言葉は] 痛いよ――。 だって、君は……わかってて、殺そうとしたのに、 あんなふうに、全然、躊躇いもなく。 君にとっては、大事なことじゃなかったんだって。 君のこと、大好きだったのに。 だから、苦しくて。[教会で剣を向けたのは、彼はどんな気持ちで己に牙を向けたのか知りたかったからだ] なのに―――なんで、今更。
(232) 2013/07/12(Fri) 10時半頃