料理ってさあ、なん でもぉ、入れれそうで、たのしい…ねえ。ヒ、ヒ。
[門番に言ってるような、独り言のような言葉を零しながら、付け合せのエッグピクルスを肉の皿に乗せる。
もちろん、料理にはなにも混入していない。平和だ。
てろてろとした喋り方は、酒とはまた違う酔い方のせいだ。
そのうち抜けるだろう。代わりにいつもの酒酔いになるだけだが。
ふかしたじゃがいもを最後に皿へ乗せた後、>>231言われた通りに一人分取り分けてから、よたよた立ち上がる]
ごはんーがー、できましーたー。
[厨房から、テーブルが並ぶ外へと声をかけて。
今日も船で生き残るための義務を果たした。
陸ならば、薬でも混入してそうで怖いと言われること確実なコックの手により作られた料理は、いつも通り味だけはいい。
盛り付けは手元がおぼつかないせいでアレだが、どうせ男たちばかりだ。気にするほどでもないだろう]
がしゃーん!
[大皿が片手に三枚ずつ、よろつきながら運ばれてきて。
口で言う通り雑な感じでテーブルに置かれた後、ずるずると料理人が床に滑り落ちて行った]
(232) 2014/12/10(Wed) 22時頃