[歌声につられて集まる小さな精霊の光。近づいてくるミナカタとモニカの姿に、まるで冬の祭りの日でもあるかのように心臓が高鳴った。同じ高さでソリを駆るイアンとピートの姿と、雪の上から見上げているであろう友人たちの元へ。もう一度願いよ届けとばかりに、白い光が雪に紛えて彼らに降り注ぐ。夜空のダイアモンドには遠く及ばないけれど。飴玉みたいに甘い、ちっぽけな、それでいてとても身近な願い事。降り注ぐそれを見て、満面の笑みを浮かべた。**]
(231) 2015/01/27(Tue) 00時頃