―雑貨屋にて・ヤニクとの対話の時―
[肩を小さく落とす様に、何も言わずに小首を傾げる。
紡がれた言葉>>217には考えるように静かに瞼を閉じて。]
その時の記憶に残るのは、目新しい物の方かもしれませんが。
新しいものは時間がたてば古くなると思うのです。
―――長いこと生きたわけではないので
的外れかもしれないですけど。
[自分の意見を、言葉を。誰かにはっきりと話すのは久しぶり。と、そんなことを感じながら。]
手袋を―――指を怪我しているようでしたから。
[指先部分に赤が見えたことを思いだせば、そう答え。]
白い手袋。厚手だけれども肌触りが良い物。
しなやかに動く物―――
それと……小さなピンブローチとか。
綺麗とは、ほど遠いですね。
私は単純なので。たぶん、それが伝わってしまうかと。
(231) 2014/10/06(Mon) 01時頃