[水も出る。>>210
上へと視線を遣れば、そこには煌々と照らされたライトもあって電気が通っていることを教えただろう。
太一が台所で火が通っていることを確かめていたことも思い出す。>>128
そして空調まで──。>>220>>215
口を閉ざす中、不意に視線を感じてその先を辿れば、少し剣のある眼差しの女の子が視界に入る。>>213act
ああ、この視線は女の子特有の──。
数々向けられて来たこの視線に瑞希は記憶があった。
瑛美と呼ばれた女の子から>>212、向けられた視線は今までの経験と重なって。…またか。と内心諦観を覚える。
軽蔑か嫉妬か、かもすれば羨望か。
毎度測り損ねるそれは、事あるごとに受け止めればただ疲れるだけで。
いつもと同じように、ふい。と応じないように視線を外して、他のものへと意識を向ける。]
(230) 2015/02/02(Mon) 20時頃