― 自宅 ―……はは…やった、っぽ……[目の前に横たわる少女は、白い肌とワンピースを赤黒く染めて痙攣している。バーンスタインは、少女の首筋に刺さったままのナイフを抜いた。血飛沫が舞う。]あー。これは死んだな。うん、死んだ。いや、多分元々生きてねーけど。[彼は無感動に呟いて。]そういや、お菓子とお化けが、どうとか。化け物の嬢ちゃん、お前が「お化け」?その「お菓子」とやらを持ってるわけ?[少女の長い髪を掴んで、持ち上げた。軽く揺らしてみても、飴一つ持っている気配はない。]…ん。何かの比喩かね、「お菓子」。
(229) 2011/10/20(Thu) 23時半頃