[此方に頭突きしておいて、向こう>>216まで目を回しているのであれば、意味があるまいに。
じんじん痛む額を咄嗟に押さえつつ、ズレた眼鏡を正して。
繰り出した蹴りは、どうやら上手い具合に決まってくれたらしい。
尻餅をつく相手を尻目に、扉を潜り。
空けた距離に息を吐く]
……質問じゃない、確認だ。
ま、素直な答えがもらえるとは思っていないがね。
[この状況で相手>>217を仔細に観察する事など出来なかったから、表情が変わったとしてもそれを察す事も出来ず。
けれどどちらにしたって、"そんな事"は関係無い。
今彼の手にあるのは銃じゃあないのだから。
お互いどうやら肉体労働は向いていないらしい。
さっさと決着をつけなければ、共倒れしてしまいそうだ。
相手を殺せた所で、此方も再起不能になってしまったのでは意味が無い。
――早く奴を、殺さなければ]
(226) 2015/06/23(Tue) 22時頃