人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 小僧 カルヴィン

[笛と舞と、彼の人の琵琶と。
 重ねた音色はとても心地よく、眸を閉じれば容易に浮かぶ宴の演舞。

 そうしているうちに、張り終わったと渡される琵琶。
 少年はそれを膝に抱き、音色を確かめる様に軽く爪弾く]

 萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草
    いずれか秋に あわではつべき……

[琵琶をつま弾きながら口ずさむは、東国の物語。
 逆らえず権力者に手折られ花となった、白拍子の歌]

(225) 2010/08/05(Thu) 15時半頃

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