『ごめんなさい、アナタが何を言いたいのか、私には聴き取れないの。』
[文字を見たカボチャお化けは少し反応が良かったように思えて、もう一度文字でコミュニケーションを取ろうと同様の行為を試してみる。
そうこうしている内に大分広場に飛び散った血が体内に戻ってきて、貧血の症状が軽くなってくる。
しかし、切り傷はともかく打撲だけはどうしようもなく、殴られた頭はまだズキズキと痛む。
多少まだよろけるものの、立ち上がる事は出来るぐらいにはなり、全身に纏っていた血も大分引いて青白い肌を晒す程度には範囲は狭まった。
戦い方を覚えるという事に関してはほんの少しだけ前進出来た気がするが、肝心のお菓子が得られない]
『聞きたい事があるの。』
『アナタは、お菓子を持っているの?』
[カボチャお化けが何かのヒントになるかもしれないと、思った事を尋ねてみた]
(223) 2011/10/20(Thu) 23時頃